毎年恒例の天下の奇祭「手力の火祭」が4月12日に行われました。毎年4月の第2土曜に岐阜市東部の手力雄神社をメイン会場に行われます。
手力雄神社を中心とした長森地区には昼間から火薬のにおいがぷんぷん。各集落を神輿が練り歩き...これはどこでも観る風景ですが...そこらじゅうで爆竹を撒き散らして舞うのです。
そして夕暮れ(だいたい18時頃からが目安)になると手力雄神社に順次集結。門前で爆竹を大量に撒き散らしての「ど派手なパフォーマンス」で轟音を撒き散らし、門をくぐれば神輿に仕込まれた花火に点火しての宮入でいよいよ祭の本番へ突入です。
今年は神社の本殿が装いも新たになり、それにあわせるように各集落も神輿を新調したところが多いようで、昨年までのようなキャラクターものなどの飾り神輿は姿を消し、いかにも神輿らしいものばかりになっていました。(もっとも見た目は本神輿風でもしっかり電飾も花火も仕込んでありますけどね)
神輿が揃ってから奉納の御神燈への点火(19時頃からが目安)、今年は風が弱かったですが、風の強い年は観客の上まで火の粉が雨のように流れることがあります。
そして滝花火と火みこし(19時半くらいからが目安)。火の粉のシャワーの中に神輿が突入し、神輿が火を噴きながら舞います。一番勇壮な場面といえるでしょう。
そしてこれを楽しみにしている人も多い手筒花火(20時半頃が目安)。舞台に並んだ男衆が一斉に手筒花火を奉納します。
最後は山焼き(20時45分頃目安)。舞台に仕込まれた花火が打ち上げられ祭りは終了。
神輿がそれぞれの集落へと帰っていきます。
今年は空気が乾燥しすぎていたこともあって、滝花火の時間帯を中心に中断が相次ぎ時間が押せ押せ(例年より30分以上遅れ)、切通の滝花火のときは事故が発生して重傷者は出るは...立ち木への引火による消火活動は今年はありませんでしたが、毎年消防さんなしでは成り立たない祭ですね。
今年は観衆は2000人くらいだそうです。(どうやって数えるんでしょうね?)
たいして広くもない普通の田舎の神社の境内でやる祭ですから、2000人だとギュウギュウ詰めなのはいうまでもありません。こういうときに限って祭の途中なのに最前列あたりの年配の方が「トイレ」だの「帰りたい」だの...トイレは仕方がないにしても途中で帰るんなら最前列なんかに来なきゃいいのにと思ってしまう。どう見ても身動きとれんでしょうに..。
さて次は夏ですね。場所を長良川に変えて。こちらは観光用のイベントですから。途中での出入りも楽ですし、堤防に座って観覧できますから初めての人はまず夏からというのもいいかもしれませんね。
【手力の火祭り2008動画・高画質版は後日17号館ほかにup予定】
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