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2007/04/22

全国への飛び火は避けられない?

高校野球のいわゆる強豪校のひとつ「東北高校」が春季大会の出場を辞退した。

理由は明らかにされていないが、先般問題となっている「特待生問題」に起因すると思われる。

野球だけが特待生制度をだめとしていることには賛否両論あるだろうが、現行の制度としては確かにだめになっており、また現実問題特待生制度あるいは奨学金制度を導入している学校が多数あることも事実である。今回、プロ野球がらみで問題が大きくなり、徹底して対処せざるを得なくなった面もあるかもしれないが、徹底してこなかった高野連側、違反を承知で行ってきた学校側の双方になんらかの落ち度はあったのではないだろうか。

今月中にほぼ全ての野球部を持つ学校を調査させ、5月2日を期限に報告させるそうである。該当選手は5月中の出場停止となるようなので春季大会は出られないと思っていいだろう。もちろん該当する高校は特待生制度をなくさなければならないため、場合によっては学校自体を経済的理由から辞めざるをえない選手も出てきそうな気がしてならない。

全国規模で野球留学生を受け入れている私立のいわゆる強豪校は、なんらかの形で該当するようなことを行っているところが多かろう。生徒をいかに多く集めるかに経営がかかっている私立高校にとって、野球部が強くなって、あわよくば甲子園へいくということは、学校のイメージアップ、対外的な宣伝効果としては格好の素材である。その意味で力を入れるのもわからないこともない。

学校によっては野球部のレギュラーの大半が県外からの(それもやたら遠かったり)野球留学生という場合も珍しくない。

おそらく、相当な人数が今回該当し、春季大会は各地区とも大混乱になりそうである。今回報告すれば1ヶ月程度の出場停止で済むが、あとから発覚すれば下手すると廃部になりかねない。かわいそうなのは、そんなことになるとは夢にも思わずに在籍している現在の選手たちだろう。

金に物を言わせて..というのはたしかに高校野球にはそぐわないのかもしれないが、この制度のおかげで野球をあきらめずに済んでいる選手がいるのも事実である。

他のスポーツとの整合性もあるだろうし、なにかいい落としどころはないものだろうか。

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コメント

私立の学校の一部には、野球を広告塔代わりに思っているところもあるようで、現在のいき過ぎた野球留学や特待生制度になっているのかもしれませんね。
純粋に長所を伸ばす意味合いで、さまざまな分野(野球に限らず)で奨学制度をとっている学校もありますが、子どもたちにとってどのような形が一番良いのか...。
現在在籍している特待生の子どもたちが、援助を打ち切られたことによって野球どころか学校さえ辞めなければならなくなるような事態だけは、なんとか避けてもらいたいですね。

投稿: kojiro-railway | 2007/05/03 08:43

私の母校(準優勝!ということで..)でもこの制度があることを随分前から知ってました。実際、夏の県大会に息子を初めて連れて行った頃、「ここの野球部で活躍したいんなら、特待生にならんと、一桁背番号を貰えんよ」(つまり試合に出られんどころかベンチに入れるかどうか微妙だってこと)と話したもんです。
野球部に限ったことではないが、勉強も良くできなくちゃだめだということも耳に入っておりました。それで宿題そっちのけで漫画を読み耽っているときに、「頭の良い子は野球も巧い。だからしっかり勉強しなさい!」と口癖のように言うてます。(学校の勉強も疎かにしている「バカ」にあんな複雑な野球のルールや技術が理解できる筈がない という意味で) 
以前書きましたが、野球の応援団をやってましたけど、当時も野球部への特別扱い(応援について)は疑問を持っていました。でも、野球部以外(サッカー部とか)の友達にその点を訊いてみても、答えは大抵、「別に..」でした。
この制度が何故いけないのか?高野連もよくわかってないような気がしてなりません。

投稿: 元野球応援団 | 2007/04/30 00:02

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http://kojiro-railway2.cocolog-nifty.com/blog001/2007/04/post_2f98.html 甲子園出場を狙う私立高校は、かなりの数で特待生制度を実施しているものと思われる。 高野連は特待生の実態調査に乗り出し、5月2日までに全国の高校に報告を求めている中、ダルビッシュの母校で甲子園の常連校でもある宮城県の東北高校が春の大会出場を辞退した。 学校側は「諸般の事情」とはっきりした理由は語らないが、特待生制度が歴然と存在していたものと思われ... [続きを読む]

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