来年こそは横綱を止められるか-大相撲九州場所・千秋楽
終わってみれば今年も朝青龍の一年だった。
今場所は序盤こそ面白くなりそうな展開だったが、なにしろ白鵬が不在。立ち上がり今ひとつだった横綱に土をつけられなかったことが尾を引き、後半は追う側が星のつぶしあい。結局横綱の独走になってしまった。
終わってしまってから振り返れば、魁皇がカド番を脱出したこと、豊真将が活躍したことくらいしか目ぼしいことはなかった。あれだけ雁首を並べた関脇小結は振るわず、大関陣でさえ10勝程度しか勝てず、これでは面白くなろうはずはない。特に琴光喜のムラッケは大いに反省するべきだろう。6場所とも勝ち越しといえば聞こえはいいが、取りこぼしが多すぎる。15日間調子を保てないのはやはり精神的な面なのだろう。
今年は白鵬はあと一歩のところで綱とりに失敗。大関復帰を狙う雅山もあと一歩だった。一時のような大甘で昇進をさせていた時代なら十分昇進できていた成績ではあった。その意味ではそこそこがんばったともいえる。
把瑠都、露鵬など怪力自慢の力士や、稀勢の里、琴奨菊など技巧派の若手力士も育ってきた。来年も横綱をその他大勢で倒しにいく構図は変わらないと思われるが、追う側の人間が新旧交代しそうな気配である。古株の大関陣や三役の常連たちが淘汰されていくのではないだろうか。横綱を倒す一番手は白鵬、二番手は稀勢の里など若手力士になっていくだろう。
来年は白鵬の綱とりに期待しよう。
二強の時代になったほうが面白いに決まっているし、相撲界のことを考えても今の「一強多弱」状態が長く続くのは良くないだろう。
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