カテゴリー「スポーツ-相撲-2006」の99件の記事

2006/11/27

来年こそは横綱を止められるか-大相撲九州場所・千秋楽

終わってみれば今年も朝青龍の一年だった。

今場所は序盤こそ面白くなりそうな展開だったが、なにしろ白鵬が不在。立ち上がり今ひとつだった横綱に土をつけられなかったことが尾を引き、後半は追う側が星のつぶしあい。結局横綱の独走になってしまった。

終わってしまってから振り返れば、魁皇がカド番を脱出したこと、豊真将が活躍したことくらいしか目ぼしいことはなかった。あれだけ雁首を並べた関脇小結は振るわず、大関陣でさえ10勝程度しか勝てず、これでは面白くなろうはずはない。特に琴光喜のムラッケは大いに反省するべきだろう。6場所とも勝ち越しといえば聞こえはいいが、取りこぼしが多すぎる。15日間調子を保てないのはやはり精神的な面なのだろう。

今年は白鵬はあと一歩のところで綱とりに失敗。大関復帰を狙う雅山もあと一歩だった。一時のような大甘で昇進をさせていた時代なら十分昇進できていた成績ではあった。その意味ではそこそこがんばったともいえる。

把瑠都、露鵬など怪力自慢の力士や、稀勢の里、琴奨菊など技巧派の若手力士も育ってきた。来年も横綱をその他大勢で倒しにいく構図は変わらないと思われるが、追う側の人間が新旧交代しそうな気配である。古株の大関陣や三役の常連たちが淘汰されていくのではないだろうか。横綱を倒す一番手は白鵬、二番手は稀勢の里など若手力士になっていくだろう。

来年は白鵬の綱とりに期待しよう。

二強の時代になったほうが面白いに決まっているし、相撲界のことを考えても今の「一強多弱」状態が長く続くのは良くないだろう。

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2006/11/26

朝青龍優勝-大相撲九州場所2006・14日目

九州場所14日目。

朝青龍が優勝を決めた。

唯一追いかけていた豊真将はこの日も勝ち12勝目、権利を残したまま結びの一番を待った。しかし今場所の琴欧洲に横綱を止められるわけもなくあっさりと優勝は決まった。優勝戦線に最後のひとりとなるまで踏みとどまった豊真将は賞賛に値するだろう。これを自信にして来場所以降さらなる成長を期待したい。

琴光喜の9勝目が遠い...今場所も8勝で終わるのだろうか。

雅山に至っては勝ち越しをかけての千秋楽である。相手は魁皇、楽には勝てまい。

普天王、3大関を破りながらすでに9敗、勝ち越せば三賞に手が届いたかもしれないが残念。

となると今場所の三賞は...

豊真将、敢闘賞と技能賞

高見盛、千秋楽に勝てば敢闘賞

といったところだろうか。

琴奨菊など9勝組は、千秋楽に勝って10勝に乗せても、横綱大関戦での殊勲がないのでアピールに乏しいだろう。

十両のほうは十文字が優勝を決めた。千秋楽に若の里との1差対決になるはずの取り組みが組まれたのだが、14日目若の里は新鋭豪栄道に破れてしまった。来場所こそ期待しよう。

さあ、千秋楽です。

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2006/11/25

熾烈な優勝争い-大相撲九州場所2006・13日目

九州場所13日目。優勝争いが熾烈である。

といっても、十両の話。幕内は横綱が独走中ですでに面白みはない。今日にも決まりそうである。

十両は十文字が2敗、それを追い若の里が1差で続く。

どちらも本来幕内にいるはずの力士。当然勝ち星が重なっていいはずである。

怪我で十両下位まで番付を下げた若の里。完調でなくてもさすがにこの位置では強い。いっそのこと優勝を狙ってほしいものである。1差ならまだまだ目はある。がんばれ。

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2006/11/24

一人旅・朝青龍-大相撲九州場所2006・12日目

12日目を終えて、全勝横綱のみ。

2差で豊真将。あとは3差以下...

13日目にも優勝が決まりそうである。

序盤がいい展開になりそうだっただけに残念な終盤である。

琴光喜が前半とは別人のようにふがいない。このままではまた8勝どまりになりそうである。

栃東の足も心配である。責任感よりもここは休んだほうがいいと思うのだが...

魁皇がカド番脱出したのだけが明るい話題の気がしてならない。

あと3日...

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2006/11/22

横綱・独走態勢へ-大相撲九州場所2006・10日目

九州場所10日目。

1敗の3大関がぞろぞろと負け。把瑠都ー豊真将の直接対決は予想に反して豊真将の勝ち。横綱を1差で追うのは豊真将ひとりになってしまった。2差に3大関と把瑠都。これから2差のグループは直接対決でつぶしあい。いよいよ横綱の独走態勢である。豊真将に優勝争いを望むのはいくらなんでも酷だろう。

琴光喜は心配されたようにずるずると後退。上位戦が続くことから考えると今場所も終わってみると...になりそうである。

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2006/11/21

把瑠都・電車道-大相撲九州場所2006・9日目

九州場所9日目。

把瑠都が強さを見せ付けた。掴まえてしまえば把瑠都..というのは誰もが認めるところだが、この日はつき押しで電車道。この相撲が身についたら、押してよし組んでよしと、とてつもない強い力士になりそうである。1差で追走しているわけだし今後の展開にも期待がかかる。10日目は同じく1差追走中の豊真将との対戦である。ひじょうに楽しみである。

琴光喜が連敗。誰もが心配していたことなのだが...またである。このままずるずるといってしまわないことを祈るばかりである。

魁皇に土。大関同士の対戦なのだから恥じることでもないのだが、残念ではある。これで横綱が単独トップになってしまった。それにしても魁皇人気は尋常ではないものを感じる。手拍子やコールが多いのはもう当たり前になってしまったが、この日は三三七拍子はおこるは、紙ふぶきは舞うは...。地元九州でカド番脱出の翌日だったこともあるのだろうが、おおよそ相撲の観戦風景としては異質な光景ではあった。決して異論を唱えるわけではない。こういう応援風景もあってよいと思う。いかにも地元から愛されている感があってよいと思う。本来郷土を背負ってというのが相撲の一側面としてあるのだから、これだけ愛されている魁皇は幸せ物であろう。

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2006/11/20

横綱の飛び道具・朝青龍-大相撲九州場所2006・8日目

九州場所中日。九州にしてはお客さんの入りもまずまずに見えた。魁皇が調子がいいので当然といえば当然なのだが。来年の九州に魁皇がいるかどうかは年齢的にも微妙なので、足を運んだ方も多いのだろう。

さて、土俵のほうは終盤の取り組みで意外な展開が続いた。全勝ターンを狙った琴光喜は立会いに失敗...というよりは、安馬が考えたというべきか。徹底したのどわで出足を止められた琴光喜。つっかえ棒が外れたように土俵の外へ吹っ飛んでいった。口では平静を装っていても、やはり硬さがあったのだろう。尾を引かなければ良いのだが...

雅山もあっけなく手を突いた。栃東が苦手な相手との真っ向勝負を避け変化。ちょっと予想外であった。雅山の表情に悔しさというか憤りがありありと感じられた。

露鵬-琴欧州は立会いの呼吸が合わず露鵬が待った。作戦だったのかどうかはわからないが、これが全てだったのかもしれない。まんまと術中にはまった琴欧州。あっけない負け方であった。

全勝ターンが懸かった魁皇は一方的に押し込まれ、負けた...かと思ったが、紙一重のところで踏ん張り、体勢を立て直しての投げ。冷や汗物ではあったが、なんとか全勝を守った。

極めつけは結びの横綱。誰もがあいた口がふさがらなかったのではないだろうか。いくら先場所負けた相手とはいえ...。横綱が「けたぐり」などという飛び道具を使うなんて誰が思っただろうか。下位の力士が、まともにやっても勝てないような上位の力士相手に使うような技である。無意識だったようだが..なんともはや。なんでもできる器用な横綱ではあるが、これはちょっと...やりすぎだろう。親方衆はじめお歴々もおかんむりのようである。結果が全ての世界とはいえ、横綱らしい相撲ではなかった。

さて中日を終わってみれば、全勝は横綱と魁皇のみになってしまった。1差で2大関と琴光喜、そして把瑠都に豊真将。2差に3人。現時点ではこのあたりまでしか優勝ラインには残れなさそうである。白鵬がいないこともあり、横綱は負けても2つくらいまでと思われる。上位との対戦がほとんどない把瑠都が、いつぞやのように鍵を握る存在になるかもしれない。

九州も後半に突入である。

余談だが、TVの中継が北の富士氏と刈屋アナだったのだが、ゲストが美女(黒木嬢)でなんとなく舞い上がっているように感じられてほほえましかった。

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2006/11/18

魁皇・絶好調-大相撲九州場所2006・7日目

九州場所7日目。

カド番はどこへやら、魁皇が絶好調である。周りの心配をよそに場所前から好調が伝えられていた魁皇。今日も苦手の露鵬を破り土付かずの7連勝。カド番脱出まであと1番となった。いや、カド番などという雰囲気はもはやなく、優勝戦線である。先場所までの危うい取り口は姿を消し、まさに大関相撲といった感さえある。終盤まで優勝戦線に絡んできそうな雰囲気である。地元九州の熱い声援を一身に受け驀進中である。

同様に好調なのが関脇の琴光喜。こちらもなんとも珍しいことに(笑)初日から7連勝中である。先場所までの強いんだか弱いんだかわからないといった感じは影を潜め、かなりいいところまでいきそうな雰囲気である。風邪で体調は良くないらしいのだが、かえってそれが気負わずに取り組めている理由なのかもしれない。史上最強の関脇はいい加減に卒業して、おそらく最後になるであろう大関獲りの足がかりにしたいところである。

大関復帰にわずかに足がかりを残している雅山のほうは、稀勢の里に負けてしまった。今日の負けは大きいような気がする。星数はともかく、稀勢の里をはじめとする新鋭たちに取りこぼすかどうかが、昇進に対する心証にかかわってくる。むしろ、そろそろ引退のタイミングさえ視野に入ってきている古参の大関陣に勝つかどうかよりも、若手よりは絶対に負けないいうほうがイメージ的には良い。今場所に限っていえば琴光喜のほうがイメージは良い。下手をするとこのまま夢を果たせず、稀勢の里たちに取って代わられてしまうのかもしれない。

さて、横綱大関陣は今場所相対的に好調なのだが、そんな大関陣を相手に普天王が気を吐いている。今日で3大関撃破である。まだまだ相撲に安定性がなく取りこぼしが多いのだが、実力的にいい線まで成長してきたのは確かだろう。今場所も大関陣がこのまま好調に星を重ねるようならば、3大関を破った普天王は三賞の候補になるかもしれない。問題は勝ち越せるかどうかだろう。

怪我が心配される把瑠都もなんとか追走している。怪我の影響で万全ではないにしろ、なにしろあの恵まれた体格である。二桁勝利は確実な勢いである。白鵬たちとともに次世代を担うであろう力士の一人であることには代わりなさそうである。

今場所は調子の良い力士と悪い力士が実にはっきりと色分けされた感じである。勝ちっぱなしか、負けっぱなし。上位が好調な分、小結から前頭上位あたりは思いっきり割を喰っている感じの星取りである。東の番付が黒一色で、西が白星先行が多いのは運の巡りあわせだろうか。

明日は中日。久しぶりに全勝ターンがぞろぞろ出そうである。

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2006/11/15

大関連破・普天王-大相撲九州場所2006・4日目

普天王が2日連続で大関を撃破である。

う~ん...予定外...というと失礼なのだろうが...

大関陣が珍しく出足好調だっただけに、少し意外な展開である。

ここまでで大関陣がこぼした星は、普天王に対するふたつだけである。

横綱が調子を取り戻しつつあるのであまり大関陣が負けてもらっても先が面白くなくなるような気もするのだが...

琴光喜は今日も勝った。今場所も序盤は好調である。といっても星の上での話。内容はというと、強いとはお世辞にもいえない..。きょうもあの体勢からならもっと押して出てもいいような気がしたのだが、無双をきっての勝利であった。勝ちは勝ちといえばそれまでなのだが、また後半にがたがた崩れそうな気がしてならない。

把瑠都。昨日まではなんとか勝っていたが、今日は相撲巧者の朝赤龍。ひざが気になるのか、あっけなく土俵を割った。気にするなというほうが無理なのかもしれないが、前に出たほうがひざの負担が軽いように思うのだが。

さて、明日は大関喰いの普天王が魁皇とあたる。心情的には魁皇だけは喰わないで..と思ったりする。自力をつけてきた露鵬は栃東戦。こちらも楽しみである。

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2006/11/14

旭鷲山引退-大相撲九州場所2006・2日目

大相撲九州場所2日目。

旭鷲山が引退届けを提出、今日記者会見が行われた。

心疾患(不整脈と虚血性心不全)でこれ以上相撲をとるのは無理との判断らしい。モンゴルから日本へ渡り15年。今では最強最大の勢力となったモンゴル勢の道筋を作った先駆者である。体型に似合わぬ身軽さと器用さで実に多彩な技を繰り出し、技のデパートモンゴル支店などとも呼ばれた。出世こそそこそこではあったが、平幕とはいえずっと在位し続けたのだから立派なものである。土俵での活躍以上にモンゴル力士の入門を斡旋紹介するなどモンゴルとの橋渡しの役目で活躍した。

親方となって相撲界に残る道もあったのだが、体調のこともあり相撲界は去り母国へ帰るそうである。一説には政治家を目指すのではという観測もあるが、いずれにせよ今後も日本との橋渡し的な役割を担うことになりそうである。第二の人生もがんばっていただきたい。

さて本場所のほうは、2日目も横綱大関陣は安泰であった。とはいえ、横綱が今日も冷や汗物ではあった。他の大関陣が予想に反して(笑)好調なため、余計に横綱の危うさが目に付くのかもしれない。まあ横綱のことだからそれでも優勝戦線に残ってくるのだろうとは思う。それよりも魁皇が元気そうなのが何よりもうれしい。

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